第201話 伐採体験
一週間経ってしまいましたが、先週訪れた新潟研修及び伐採体験についてご報告させていただきます。
5月13日・日曜日。
夜明けを待たず埼玉県を出発し、高速道路で一路新潟県へ向かい、約4時間の行程をかけて新潟へ行って参りました。
今回は定期研修ではなく、夢ハウスが企画する「伐採体験ツアー」に参加するための旅でした。
夢ハウスのスタッフやお客様だけではなく、夢ハウスパートナーの方々やそのお客様などで総勢200名以上の方々が新潟県の山奥に集まりました
今回伐採したのは樹齢130年程の杉の木でした。
長さは樹高は約30m。
7〜8階建ての建築物に相当する高さの杉が目の前で倒される様子を集まった200名以上の方々が固唾を呑んで見つめていました。
あまりの大きさにお子さんたちは大興奮なさっておりましたが、大人たちだってそれはそれは興奮気味でした。
こんなにも大きな杉の木でしたが、伐採のプロの手にかかるとものの数分で倒される寸前のグラグラ
一気に伐採してはせっかくの貴重な体験がもったいない
と、とどめの一押しをご参加くださったお客様にお願いし、小さいお子さんから人生の大先輩まで一打ち一打ち力と魂を込めてカケヤ(大きな木製のかなづち)を大木に打ち込みました。
すると
こんな具合に杉の大木は見事に倒れました。
しかし、何よりも迫力があったのは倒れた瞬間の地響きですね
「ズドン」
と言う文字が一番相応しいような気がしましたが、文字では表現できない迫力があり、その瞬間はそれまでご参加者の皆様の興奮が渦巻いていた空間が一気に静まり返るほどでした
この杉は早速、枝を落とされ、玉切りされ、製材所に運ばれ、建築材料として加工・乾燥されます。
夢ハウスが加工しますと、加工した際に出るオガクズまで薪ストーブの燃料として加工されますので、1本の杉を余す事なく利用します。
そして、切った後にはまたその分を植林していきますので、資源の循環サイクルが続いていきます。
約130年前に植えられた杉の木がこの日、130年という長い月日を経て、晴れて私たちの住まいの一部として活躍する日を迎えました。
伐採を行った夢ハウスの赤塚代表の
「この木は、きっとこの日が来るのを130年間待ち続けていたのだろう」
と言う言葉が胸に響きました。
この場で体験したこの瞬間、木を知り、木を生かし、長持ちする住まいを造ろうと強く心に誓いました。
私はそれくらい感動しました。
豪雪地帯で130年も雪や気候風土に耐え抜いた木が今まさに私たちの住まいへ生かされる第一歩を見たのです。
そして、この大木の小さな後継者が植えられ、何世代も後になるでしょうが、また立派な大木になり、未来の方々の住まいとして生かされると言う事とを合せて考えると胸が熱くなります。
木を育て、木を生かし、木に助けられ、そしてまた木を植える。
昔の日本人が繰り返してきたサイクルを私たちもまた継承し、未来へとつないでいくのだと思うとやりがいを感じずにはいられませんね
良質な家を造り、世代を越えて住み継ぐ事はまさにこのサイクルの中に含まれます。
本物を知り、本物を使い、自然に優しく、家族も守る、そんな価値ある住まいをこれからも広めていきます。





